【スーパーボウル】49ers―チーフス

序盤はタイトなつぶし合いでファウルも多く、1Qはスコアレスで終わる。これは10回目だったようだが、49ersはFGのチャンスがあったところを5ヤード罰退になってしまい、ここで3点取っておけなかったのは痛かった。

チーフスに長いパスを通されてピンチを迎えた直後にインターセプトを決め、ターンオーバーしたことで49ers心理的にも優位になったのではないか。2Q早々にFGを決め、さらにはトリックプレーが炸裂。いったんQBから後方に出したところで右サイドに大きなスペースが空き、ジェニングスからの斜めのパスを受けたマキャフリーが一気に走り抜けてタッチダウン

序盤はよくなかったマホームズが上げてきて、一方のパーディは3Qで失速。そこをつけ込まれて一気にひっくり返されたものの、ジェニングスの大活躍で再逆転。しかし、ムーディがコンバージョンを失敗したせいで追いつかれる。その後のFGは2つ決めてムーディが汚名挽回したものの、この1点を取り逃したことでオーバータイムに突入した。

49ersは全般的に守備がハマらず、特にマホームズへのサックにまったく行けなかったし、逆にパーディを守り切れない。パーディの判断が遅いこともあって、サック寸前で何とかしのぐ場面も目についた。

オーバータイムでは先にFGで先行するも、マホームズにあれだけ自由にプレーさせては勝ち目はない。タイムアップ寸前にタッチダウンを決められ、万事休すとなった。

東京公演を終えたテイラー・スウィフトも無事に間に合ったようで、立ち上がって騒いだり、ケルシーのプレイに一喜一憂したりする様子を何度もカメラに抜かれていた。ハーフタイムショーのアッシャーは思ったよりよかったが、どちらかと言えばアリシア・キーズに食われていた印象。このキャスティングには時代の流れを感じさせられた。