【スーパーボウル】KC―SF

マイアミで開催されたスーパーボウルは、49ersファンの僕にとっては厳しい結果だった。4Q序盤までは49ersのペースで、攻守ともにリズムがよかったように思う。しかし、そんな局面を打開したのはチーフスのQBマホームズのクリエイティビティあふれるプレーだった。肩の強さを活かした正確なスローで、一気にパスを通す。TEケルシーとRBデイミエン・ウィリアムスのポジショニングも見事で、終盤はやりたい放題に見えた。

一方、49ersのQBガロポロは時間が進むにつれて萎縮したようなプレーに陥り、出しどころがない中で無理につなごうとしてパスインコンプリートになったり、インターセプトを許したり。土壇場の局面ではQBサックすれすれの場面もあり、良いところがまったく見られなかった。それだけチーフスの勢いが勝っていたと言ってもよいだろう。

ハーフタイムショーは、シャキーラを率いたジェニファー・ロペスNHKでこんな放送をしても許されるのかと思うほど、ラテン全開のセクシーショーを繰り広げる。グラミー賞もそうだったが、ヒップホップやラテンなど白人的な音楽から遠ざかっているのは現在のアメリカ文化を象徴しているように思う。NBAだけではなくNFLまでこんな内容になっているのは、ある意味衝撃だった。