【ドラマ】スター・ウォーズ:アソーカ

全8話の後半でエズラ・ブリッジャーと遭遇したことで、アソーカ・タノとサビーヌ・レンの旅が収束したはずだった。しかし、レビュー評価も高くかなり盛り上がっている中で、この物語を簡単に終わらせるつもりはなかったようだ。エズラはひげを生やし、一見して誰だかわからない風貌になっているので、顔の傷跡が見えない状態の再開でヘラがよくわかったものだと思う。吹き替えで言えば、同じ声優を使っているので、「反乱者たち」に合った少年のような雰囲気の声質ではあった。

それにしてもアソーカを演じるロザリオ・ドーソンは、キャラクターの雰囲気を落ち着けてしまった。それが意図したものなのかどうかは不明だが、もともと「神経質なアナキンの奔放なパダワン」だったところを、妙に達観した感じが強調されるキャスティングなのだ。そして、見ていて一番気になったのが、殺陣の部分。とにかくドーソンの殺陣は下手なのだ。ただでさえ二刀流でライトセーバーを使うのに、動きがぎこちなさすぎて迫力が皆無だった。

「マンダロリアン」のスピンオフという位置づけのはずだが、この全8話の中でディン・ジャリンは登場せず、その関連も語られなかった。エズラの存在感を薄めないためには必要なことだったとは思うが、今後の展開でマンダロリアンとの絡みがあるのかどうかが気になる。マンダロア出身のサビーヌについて、家族が全滅したことに触れてはいたので、サビーヌがアソーカとふたりで行動していることと合わせて、今後の展開でフォーカスが当たることに期待してよいのかもしれない。