【ウィンブルドン】加藤未唯/スチャーディ―ストリコバ/スーウェイ

ウィンブルドンの女子ダブルス3回戦で、加藤とスチャーディはベテランペアと対戦。いきなりブレークしてスタートしたものの、あっという間にブレークバックされると芝のサーフェスのせいかミスが目立ち始める。風も強く、プレーしやすい環境でなかたことは確かだだ、特にディラことスチャーディの出来が悪かった。ラリーが続いている展開で、難しいプレーではないところでアンフォーストエラーを犯したり、決めに行ったショットをネットに掛けたりといった単純なミスが多かった。

対するバルボラ・ストリコバも気合は十分で声はうるさいくらいだったものの、復帰からそれほど多くの試合をこなしていない状況で本来のプレーではなかった。スーウェイもシングルスほどには厭らしさも発揮できない中、加藤はこの顔ぶれの中では良いテニスができていたように思う。しかし、あれだけ要所で相方のディラにミスをされては、ネガティブな感情を抑えるのも大変だったことだろう。

今大会では、当然のようにローランギャロスの失格騒動が語られる加藤とディラ。ただ、芝は得意ではないだけに、本人たちも準決勝でソリベストルモ/ボウズコバと対戦するイメージはなかったはずだ。ボウズコバはこのタイミングで再炎上してしまったが、「燃料投下」という最も避けるべき行動を取ってしまったことが原因。さすがにソリベストリモの方がスペインというお国柄もあって、メディアマネジメントはしっかりできているようだ。