【ドラマ】刑事ペーテル シーズン2

WOWOWオンデマンドの「刑事ペーテル~未解決事件捜査班~」は、どこかしらに問題にある刑事や職員が寄せ集められた部署が事件を解決するドラマ。シーズン1の冒頭でリーダーのペーテルが長期復職から復帰してくるが、その理由であった兄の「自殺」にまつわる過去をシーズン2で扱っている。シーズン1では語られずに、謎として残ったままだったので、何が語られるか興味があった。

物語の展開はありがちともいえる方向性ではあるが、本来はコメディアンのロバート・グスタフソンの抑えた演技がとても効果的で、ペーテルの苦悩を浮かび上がらせる。脇を固める「寄せ集めメンバー」もシーズン1以上にキャラクターが明確になり、それぞれの個性を生かしての捜査が進展する。特にバルブロが、捜査の素人でありながら良い味を出しているところが印象的だ。

シーズン1は全8話だったが、シーズン2は全5話。ペーテルの兄にまつわる謎解きはじっくり見せてくれているものの、あっという間にシーズンが終わってしまう感覚は否めない。これで語られていない謎もなくなってしまったので、これで終了ということになってしまいそうだ。新たな事件で構わないので、もっと続きを見たいところなのだが…