【テニス】フランスのデビスカップ監督

デビスカップのフランスチームは、キャプテンのヤニック・ノアの退任とモレスモーの就任が予定されていた。女性であるモレスモーが男子チームのキャプテンに就任するということで、フランスのテニス協会も「革新的な試み」と考えていた。ところが、そのモレスモーがルカ・プイユのコーチに就任するために、キャプテンを辞退するというニュースが流れ、驚かざるを得なかった。

フランス男子は、ランキング上位にはかなりの人数が揃っているものの、モンフィスもツォンガも安定せず、シモンやガスケは下り坂。若手の中でもプイユのブレイクに期待を掛けたいところ。アンディ・マレーを成長させたモレスモーになら、プイユを任せたいだろう。しかし、問題はデビスカップのキャプテンだ。

ノアの続投も考え難く、人選には間違いなく苦労するだろう。世代交代も含めて考えれば、ロドラという選択肢もあり得るのではないか。フェドカップのキャプテンが予定されているベネトーを振り替えて、フェドには女子を充てるという手もあるはずだ。個人的な趣味でいえば、マリオン・バルトリに活躍の場を与えてあげたいとも思う。フランステニス協会の判断に注目しよう。