【フェドカップ】WG2残留、そして大坂は?

リラックスした表情の土居美咲が闘志むき出しで勝利をつかめば、やや硬い表情だった日比野菜緒も要所を締めて続く。そして土居が日曜日のエース対決も制して、日本はがワールドグループ2の残留を決めた。靭公園はガラガラで、土曜日は近隣の工事の音が響くというホームにしては厳しいコンディションだったが、控えの奈良くるみやダブルスの青山修子、穂積絵莉までモチベーションは高かった。

東京オリンピックのテニス競技に出場するためには、ランキングの他にデビスカップフェドカップへの参加回数の条件がある。加藤未唯と二宮真琴を外して青山と穂積に回数をカウントさせたのも、オリンピックを睨んでの戦術だろう。それでは、大坂なおみはどうか。今回の欠場で、次回参戦がマストになってしまった。その意味では、WG2に残留しておいてよかったということだ。しかし、最近の大坂はなんとなく日本から距離を置いているよいうにも見える。今回のフェドの勝利についても、インスタでは特に何も触れていない。

テニス選手として、そしてひとりの人間として大坂には最善の選択をして欲しい。それが米国籍なら、それも致し方ないだろう。過去の恩とか感情に流されずに、自身のこれからのキャリアのことを考えてくれればよいし、テニスファンとしてもそれを支援したいと思う。