【出光美術館】仙厓礼讃

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Facebookで知人が紹介していたのに興味を持って、出光美術館で「仙厓礼讃」を鑑賞しました。仙厓の作品は深い学と知識に裏打ちされながらも、わかりやすい言葉で語られるものが多いと感じました。絵画の要素ももちろんありますが、漢詩や俳句などの言葉とセットなのです。隠居した後に弟子に向けたメッセージを、「制約」としてではなく「触発」として残したということでしょうか。

これらは、ある意味「プル型」のメッセージ。つまり、メールのような「プッシュ型」とは違い、受け手側が自ら情報を取りに行って得るものです。必要な人が自分なりに感じてくれればそれでよく、自分の価値観を一方的に押し付けるものではないということなのです。自分も、セカンドキャリアとしてこんなことが自然にできたら素敵なことでしょうね。

このように漢詩や俳句に画をつけてメッセージとしてまとめる手法は、現代で言えばTwitterInstagramでしょうか。だとすると、仙厓はインフルエンサーということなのだと思います。