勝てた試合を落とした。非常にうまく組み立てができていた前半に比べ、後半は鈴木惇がボールに触れられなくなり、DFラインの裏へ出しては相手ボールになることを繰り返した。そんな状況にも関わらず最初のカードは78分。これでは、あまりにも遅すぎた。
大分に必要だったのは、ゲームメイカーからの正確なパスだったはずなのに、可能性が垣間見えたかもしれない裏への飛び出しに賭けてしまった。そして守備は、相変わらず得点者の後ろに竹内がいるといういつものパターン。2点目は福森がやすやすとクロスを許し、鈴木と竹内がファンマにあしらわれるという何とも情けないものだった。
大分 1-2 長崎
<GK>
上福元 :5.5 GKからのビルドアップできず
<DF>
鈴木義 :5 ファンマに完敗
竹内 :5 対人に弱さ
福森 :5 球出しがアバウト
<MF>
<FW>
後藤 :6 攻撃の要
三平 :5.5 足元に収まらず
<SUB>
林 :6 サポートなく孤軍奮闘
大津 :5.5 使ってもらえず
シキーニョ:6 時間短く貢献できず
<監督>
片野坂 :4.5 交代カード遅すぎる
片野坂 :4.5 交代カード遅すぎる
もう一点、気になるのが左MFだ。松本はやはり右寄り左の方が生きることは明らかになったが、そうなるとシキーニョと被ってしまう。右の岸田は決してベストチョイスではないのだが、シキーニョも山岸も、そして松本も左要員ということになれば右は人材難だ。いっそのこと、小手川か姫野をここで使うという選択肢はないのだろうか。