中盤の大分の選手が見当たらない。それでありながら、前線の選手の動き出しは鈍い。これでは、どのように点を取るというのか。後半からはMF松本を投入して、ロングボールを前線に入れる形がとれるようになった。45分を無駄にした上に、せっかく１点取ったことを帳消しにしたのも竹内を下げた采配ミスだろう。
監督は一般的に試合後の会見で「自分のミス」という表現を使うものだが、今日に限っては明らかに片野坂監督のミスだった。中盤を省略するなら、サイドに入れるのは岸田や山岸ではないし、トップに置くのは三平ではない。いつものメンバーに、いつもと違う上に適合しない戦術を強いても、結果はついてこない。
千葉 4-1 大分（得点：船山、清武、ラリベイ2／後藤）
＜ＧＫ＞
上福元 :4.5 ポジショニングにパスに悪いところが全部出た
＜ＤＦ＞
鈴木義 :5.5 安定感失う
竹内 :5 不調は確かだが
福森 :5 安易なプレー多い
＜ＭＦ＞
＜ＦＷ＞
後藤 :6.5 得点感覚は秀逸
三平 :5.5 惜しい場面はあったが
小手川 :5 消えていた時間長い
＜ＳＵＢ＞
黒木 :5.5 意味不明な交代
＜ＳＵＢ＞
松本 :6 左のままがよかった
伊佐 :5 サイドに流れずゴールに向かってほしい
＜監督＞
片野坂 :3 この一週間何を準備したのか
片野坂 :3 この一週間何を準備したのか
それにしても、後藤が倒されてCKとなった場面は、PKでないのであればGKが妥当だった。今日の主審は、ゲームの肝の部分が見えておらず、特に大分にとっては大きな障害であった。そして、実況の中村義昭は相変わらず酷かった。小手川宏基（こうき）を何度「ひろき」と呼んでも気づかないことに加え、後藤を「近藤」と呼んだり片野坂監督の名前を「ともあき」と呼んだりと、あまりにもお粗末だった。
