【上野の森美術館】ポール・スミス展

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先行して開催されていた京都会場では、なかなか好評なレビューが多かったポール・スミス展。いよいよ上野の森美術館での東京会場が開幕しました。この展覧会は、デザイナーであるポール・スミスの仕事を俯瞰する内容ですが、来場者が退館後も楽しめる仕掛けがたくさんあって、面白いです。

入場者にはコーポレートカラー的に扱われているピンクのイヤフォンが配られ、館内にあるQRコードからウェブ軽油で解説を聞けるようになっていたりします。ただ、東京会場はオペレーション体制と来場者数のバランスが悪いために、もう少し工夫が欲しいところです。もともとこの美術館は回遊性が悪く、たくさんの来場者を「さばく」のが難しい作りなのです。

個々の作品(=商品)というよりも、ボール・スミスのデザインの背景にある美意識がストレートに感じられ、今まで以上に親近感が湧きました。オーソドックスな中にポップでキッチュな要素が散りばめられているのが、彼のよいところなのでしょうね。