【映画】チョコレートドーナツ

WOWOWの放送を録画したまましばらく経ってしまいましたが、今日やっと見ることができました。ゲイのカップルがたまたま一緒に暮らすことになったダウン症の子どもを愛するあまり、監護権を求めて裁判に訴えるというストーリー。実話をベースにしているようですが、裁判で本筋ではない「ゲイであること」が掘り下げられるなど、社会問題として十分な問題提起になっていたと思います。

ハロウィーンの仮装で、子どもの前で女装したこと。それが、監護権を取る上で支障になるということは、考えもしなかったのですが、現実なのでしょうね。舞台は1979年なので、現在はまったく状況が変わっているのだとは思いますが… 自分がこんなシチュエーションに置かれたら、きっと黙ってはいられないことでしょう。

この作品では、「グッドワイフ」でイーライ・ゴールドを演じているアラン・カミングの演技がとにかく素晴らしく、台詞も歌も表情も完璧でした。ダウン症の子役であるアイザック・レイヴァも、表情やダンスで信じられないくらいの好演を見せてくれます。この他にも「シングルパパの育児奮闘記」のギャレット・ディラハントや「よみがえり」のフランシス・フィッシャーらも出演していて、海外ドラマファンとしては楽しめます。