【人事の話】応募者からの質問

新卒採用でも中途採用でも、最後に応募者側からの質問を受ける時間が取られることがあります。もちろん応募者の知りたいことを聞き出すチャンスではあるのですが、その質問は同時に評価されるポイントでもあることは忘れがちです。

意識の高さをひけらかすような質問は、面接官に見透かされている可能性はかなり高いですね。細かいことにこだわり過ぎて質問を重ねるのも、ネガティブな評価につながりかねません。面接官が話したいことを質問してくれると、それだけで評価は上がります。コーポレートサイトで企業研究をしていれば、その可能性も高まるのです。

僕が面接官をしていてときどきいるのが、最後に自己アピールをしたがる応募者。これは会社によりますが、入社意欲よりもその人の資質を見ようとする面接官に、自己アピールは逆効果でしかありません。「資質はないけど、入れてください」と言っているようなものですからね。もちろん、それだけで合否が決まるわけではないものの、印象的にはかなりマイナスになることは覚悟しておくべきでしょう。