【栃木-大分】明らかな采配ミス

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田坂和昭本人も試合後の監督コメントで触れているので、珍しく自分の過ちに気づいたようだ。選手をかばうかのような言い回しにしたことは差し引いて考えても、あれほど選手に責任転嫁する監督が「自分の責任」と言わざるを得ないほどの内容だったのだ。

ポイントは後半13分ごろのプレーで、為田のミスから攻め込まれたところ。前半に先制されていたものの攻撃の型は悪くなかっただけに、僕はここで為田から木村への交代を確信した。予想通りアップ中の木村が呼ばれたまではよかったが、交代ボードに示された数字は「11」ではなく「8」。確かに西は突破できなくなっていたが、それは足が止まったのではなく、為田とのコンビがずれていたからだと感じる。結果的にこの交代で「実質2バック」となり、薄くなったDFラインを交代出場の廣瀬に突かれてしまった。

また、攻め込むための選手をサブに入れていなかったり、高松を投入しながら放り込むことをしないなど、戦術面ではお粗末としか言えない内容だった。2点目を取られてしまってはDFを投入してリトリートすることも叶わず、廣瀬に続いて瀬沼と久木野を投入した阪倉裕二の優れた手腕とは対照的だった。


栃木 4-0 大分(得点:大久保2、廣瀬2)

<GK>
武田  :5.5 GKひとりの責任ではない

<DF>
西   :6  守備での貢献もあり悪くなかった
阪田  :6  ヘッドの強さ際立つ
高木  :5.5 2バックとなってカバーし切れず
安川  :6  豊富な運動量

<MF>
末吉  :5.5 パスミス多い
伊藤  :5.5 選択が消極的
松本昌 :5.5 連携が取れていない
為田  :5  あきらめが早すぎる
風間  :5  精度なく前への意識薄い

<FW>
木島  :5.5 フィジカルコンタクトで倒れ過ぎ

<SUB>
木村  :5.5 局面打開できず
後藤  :5.5 パス引き出せず
高松  :5  存在感示せず

<監督>
田坂  :3  サブの人選も含め監督の責任重い

初めて栃木グリーンスタジアムを訪れたが、三ツ沢や西が丘、NACK5よりも見やすい素晴らしいスタジアムだった。宇都宮駅からの無料シャトルバスも、観光バスタイプの定員乗車で快適。また訪れたいと感じられるほどだった。