【楽天オープン】錦織が初制覇!

男子テニスの楽天ジャパンオープン、シングルス決勝で錦織圭がラオニッチと対戦。添田との1回戦は別として、ロブレドとの2回戦で1セットを先取された後からプレーが変わったように思います。攻める意識が前面に出てきて、ダウン・ザ・ラインに鋭いショットが決まり、勢いに乗りました。

苦戦すると思われたベルディヒ相手にも、その勢いを維持。苦手のバグダティスもストレートで下しての決勝進出でした。決勝では、ラオニッチのビッグサーブに悩まされながらも、サイドへ揺さぶるラリーから際どいコースを突いて勝機を見出します。セットカウント1-1からのファイナルセットは、あっさりとラオニッチのサービスゲームを立て続けにブレイク。バックハンド側に沈むパッシングショットが冴え、足の止まったラオニッチを振り切りました。

結果的には、マレーがラオニッチに敗れてくれたことで、決勝戦のプレッシャーはだいぶ小さくなったのではないでしょうか。これで4年前のデルレイビーチに続いて、錦織はツアー2勝目。その余韻に浸る間もなく、上海オープンの向けて移動を余儀なくされるのです。