元日の朝は7時半のピックアップで、船の出るチャロンベイへ。1台のバンがホテル前に止まったのですが、玄関前で待っていた僕には目もくれずにフロントへ。「違うツアーなのかな」と思って待っていると、車のウィンドウが開いて昨日一緒だったご夫婦が声をかけてくれて行き先は同じだったので、フロントで話しているドライバーをつかまえに行ってバンに乗り込みました…
今日もショップはマリンクエストダイバーズ。乗り合いではあったけど比較的ゆったりとした船内でした。天気も「曇りときどき雨もしくは雷雨」という予報を覆して晴れ間が覗いています。ピピ島まで、のんびりと3時間の船旅。アンダマン海をわたる風に吹かれてリゾート気分に浸れました。
#1: Bida Nok / 水温29℃ 透明度12m 最大深度16.7m 潜水時間50分
まずは「ビダノック」。岩が直角に落ち込んで壁になっていて、片側に壁を見ながらのウォールダイブです。ガイドは日本人のTimさんで、僕ともうひとり昨日も参加していた女性の3人チームでした。透明度は落ちるものの、いきなり画像のようなキンセンフエダイの群れに囲まれて幸せな気分に。
#2: Palong Bay / 水温30℃ 透明度12m 最大深度18.6m 潜水時間49分
船上でタイ料理のランチを食べている間に、船はピピ・レイ島へ移動します。レオナルド・ディカプリオ主演の「ザ・ビーチ」のロケ地となったマヤベイを眺めながら、壮大な岩礁の島を巡っていると水面にアオウミガメも登場します。
そして、パロンベイで2本目のダイビング。カメ狙いでエントリーしたものの、カメには逢えなかった代わりに個人的に狙っていたレオパードシャーク(トラフザメ)とご対面。他のチームにも教えてあげようと思ったのに、結局見られたのは僕たちだけだったみたいです。
このポイントではヤッコエイが数尾にクマノミ各種、はぐれバラクーダやワヌケヤッコまで見られてかなり満足。そしてキンセンフエダイの群れに囲まれたときは周りにダイバーがいなかったこともあって、Timさんがスレートに「よかったら突入OK!」と書いてくれたので、群れに突っ込んで一緒に泳ぎました。これ、かなりテンションが上がります!
さらに、「砂地はあまりないので、ハゼは期待できない」とブリーフィングで聞いていたのに、これまで一度も見たことのないギンガハゼにも会えたんですよ。アカハチハゼも2個体見かけたので、ハゼ好きな僕も大満足です。
そろそろ安全停止かなと思っていると、突然視界を横切る高速物体が! これがなんとサメの群れ。ブラックチップシャークが10尾近くも二列縦隊で右から左へ泳ぎぬけていきました。今回のプーケットでのダイビングは、最後が最高に充実した1本に。浮上すると小雨が舞っていて、ドリフトダイビングなので船に見つけて引き上げてもらうまでの長かったこと… でもダイビングで出会った生物の記憶に酔いしれていたので、苦にはならないんですよね。帰りの船も3時間なので、ログづけが終わったあとはデッキで寝ているうちにチャロンベイに帰り着きました。