【全仏オープン】フェデラー敗れる

テニスのローランギャロス、男子準々決勝は王者フェデラーが12戦して負けなしのソダーリングと対戦しました。第1セットを見る限りフェデラーに死角はなく、いつものようにここぞというところでブレークして後は無理せずセットを取る展開。ソダーリングにとっては相性の悪さばかりが目立つ内容だったので、フェデラーの楽勝かと思いました。

ところが第2セットに入ると一気に形成が逆転。高速サーブでフェデラーを崩したソダーリングが、クロスにダウンザラインに際どいショットを見事に打ち分けました。勝負どころでノータッチエースも飛び出して、完全に流れを引き寄せます。そのまま0-1から3-1での逆転勝利を果たし、ソダーリングが初めてフェデラーに土をつけました。

これでローランギャロスのレッドクレーコートを制するのが誰なのか、一気に混沌としてきました。本命はナダルですが、勢いに乗ったソダーリングにも十分勝機はあります。錦織に苦戦したジョコビッチも本来の調子を取り戻しつつあるので、なかなかおもしろくなってきましたね。

女子もエナン、ビーナス・ウィリアムス、ペトロワが姿を消したため、今まさに対戦しているセレナ・ウィリアムスとストーサーの勝者がかなり優勝に近づきそうです。