【オーシャンズ】自然保護って?

ここ数週間、「オーシャンズ」を鑑賞するチャンスを狙っていましたが、やっと土曜日の朝に達成することができました。朝一番の上映が一番早い10時ということで、錦糸町のTOHOシネマズまで出掛けましたよ。4列目の真ん中の席をゲットしたら、前には誰もいませんでした。後ろの年配のご夫婦がずっと小声で話したり、笑ったりしているのはかなり気になりましたが…

この映画は、ダイビング気分でジンベエザメやイルカ、マンタ、ギンガメアジの群れなどの映像を楽しむこともできるし、ジュゴンやイグアナ、カブトガニなどの珍しい海の生物も興味をそそられます。それだけでも十分におもしろいけれど、一方で「自然保護って何だろう」ということも考えさせられました。

ここで描かれる海は、弱肉強食の厳しい環境。弱いものは淘汰されるけど、それこそがまさに「自然」なんですよね。環境保護とはそんな自然を「保護」することで、人間が自分たちの栄華を維持しようとしているのです。そんな「人間」って、相当傲慢じゃないでしょうか。もちろん、その傲慢さを認識した上で環境保護の行動に出ることを否定はしません。それはそれで重要なことです。でも、自分たちのエゴに気づかずにただ良いことをしているかのように振舞うことには、正直違和感があるのです。

まあ、そんな小難しいことを抜きにしても、自分たちの近くにある未知の世界を堪能できることは間違いありません。青い海に出会うだけでも、癒された気分になれます。いろいろな意味で、「オーシャンズ」はぜひ見て欲しい作品です!

http://oceans.gaga.ne.jp/