【ブリヂストン美術館】うみのいろ、うみのかたち

土曜日のアートハイキングでは「アート」が物足りなかったので、日曜日にブリヂストン美術館の「うみのいろ うみのかたち」という企画展を鑑賞してみました。ブリヂストンは常設展示だけでも見応えがあるので、安心して出掛けることができます。連休だけにこの美術館にしては多くの人がいましたが、それでも展示室によってはひとりで独占できてしまうほどのゆったりさです。

企画展では、モネやシスレー、ボナールから青木繁藤島武二まで幅広い画家による「海」の絵画を楽しめます。優雅な南仏に思いを馳せたり、日本海を思わせる荒れた波頭の描写を味わったりと、海の表情を様々に比べることができます。モネの「黄昏、ヴェネツィア」と藤島の「東海旭光」を比較すると、モネの淡い色彩の美しさがよくわかりました。

常設では、展示室の中央に堂々とした表情で君臨する「ジョルジェット・シャルパンティエ嬢」が相変わらずの存在感ですね。そして、中国人画家ザオ・ウーキーのカラフルな水墨画を思わせる抽象画に惹かれました。今回は6点の作品を見ることができましたが、もっとまとまった展示を見てみたいと思ったほどです。

http://www.bridgestone-museum.gr.jp/