【2016夏季オリンピック】開催地は?

明日の未明には決定する、2016年夏季オリンピックの開催地。鳩山首相石原都知事という滅多なことでは見られそうもないツートップの招致演説は、果たして吉と出るのでしょうか。東京は「コンパクトな会場」をウリに、鳩山首相温室効果ガス削減公約をからめて開催を目指しています。

1964年の東京オリンピックの遺産を活用するという狙いは悪くないけれど、「二度目」という事実はネガティブに受け取られる可能性も大きいですよね。同様に、1980年冬季レークプラシッド1984年夏季ロサンゼルス、1996年夏季アトランタ、2002年冬季ソルトレイクシティと開催が頻発しているアメリカも、正直「またかよ」という感じがあります。

マドリードのスペインも、1992年夏季をバルセロナで開催しているし、2004年夏季アテネ、2006年冬季トリノ、2012年夏季ロンドン、2014年冬季ソチとヨーロッパ開催も続いていますね。そう考えると、リオデジャネイロという線が強く浮かんできます。南米での初開催というポイントに加え、マドリードと「先に落選した方は、一方の支持に回る」という協定を結んでいる強みもあります。ただ、スペイン・オリンピック委員会の副会長がリオの治安の悪さを非難してしまい、「仲間割れ」と揶揄されていますが…

日本人としては、決勝が朝になるであろうリオデジャネイロとシカゴは、放送のうまみが少ないという点でも生中継を楽しめないという点でも、避けたいところではあります。東京かマドリード、これが純粋に日本でオリンピック中継を楽しむという意味でのベストチョイスではないでしょうか。