【ソチ2014】アートフルな閉会式

ソチオリンピックの閉会式は、ロシアが総力を挙げてプロデュースした見応えのある内容でした。ロシア国歌の合唱バージョンフルコーラスはちょっと長すぎたけれど、あの歌は子供の頃に聞いていたモスクワ放送を思い出して懐かしくなるから好きです。音楽はラフマニノフハチャトゥリアンカンディンスキーシャガールをモチーフにしたパフォーマンス。ボリショイとマリインスキーのバレエ。どれも実に芸術的で、素晴らしいものでした。

これの後に行う、次の冬季オリンピックを開催するピョンチャンのデモンストレーションは、なかなか厳しいものがありましたね。西欧風の伝統文化では勝てるはずもないので、民族色を前面に押し出した内容。リオデジャネイロでの東京のデモをどうするのか、このピョンチャンのケースを参考にじっくり考えるべきでしょう。民族色を出すより、クールジャパン的な演出を期待したいところです。

オリンピックの閉会式は、選手がとてもリラックスしているのが微笑ましく、「戦い終えた」雰囲気がいいですよね。浅田真央のあくびも、そんな文脈で見てあげたいものです。DJタイムでは、米国プロスポーツのBGMでは定番の"Kernkraft 400"がかかっていたのが、ロシアっぽくなくて新鮮でした!