【演劇】月の子供@本多劇場

ミュージカルを見る機会はあったのですが、ストレートプレイはごぶさた。それに本多劇場を含め下北沢での観劇は初めてとあって、ちょっと勝手をつかむのに時間がかかりました… 今夜観た芝居は、「アンフェア」チェケラッチョ!!」の原作を書いた秦建日子の作・演出による「月の子供」で、マナカナ風間トオル円城寺あや白石みき伊藤裕子といったなかなか見どころのありそうなキャスティングです。

その秦さんのツテでチケットを押さえておいたせいか、ラッキーにも中央の見やすい席でした。本多劇場紀伊国屋ホールに似た感じですが、傾斜があるので前の人が邪魔にならず快適です。小劇場だとただでさえ見難いところに仮設席を無理やり設置したりするので、ストレスがたまることも多いですから、それに比べれば天国ですよ。

テーマは実に奥が深いので、僕がちょっと見て簡単にまとめていいようなものではないのですが、それでも敢えて語るならば「人間には自分の生き方に合った重力があって、それを決めるのは自分自身。他人の決めたレールに乗れない言い訳を信じ込むより、自分の足を信じてみろ」というメッセージではないかと思います。

とは言っても堅苦しいだけのストーリーではなく、マナカナの迫真の演技あり、コミカルなダンスありで楽しめます。野田秀樹風の韻を踏んだようなリズムの長台詞もあるけど、気が利いているんです。僕が一番笑った台詞は「人生にホイミはない」でした(ホイミって、ドラクエの呪文です^^;)。今日が初日で、2/18まで公演がありますので、芝居好きな方はぜひご覧ください。いろんなメッセージを受け取れること、間違いなしです!

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