【川崎-大分】集中欠いた守備

14勝8敗6分。これは今季の公式戦で、「僕が生観戦しなかった試合」の大分の戦績だ。それに対して、「僕が生観戦した試合」の結果は…0勝4敗です。僕が見るのはアウェイだということを差し引いても、見に行くなということでしょうか。現地観戦したももさんはじめ、大分サポーターの皆さまには、なんか申し訳ない気分です…

等々力特有の風向きが変わる強風に加え、3時キックオフの等々力は夕陽がメインスタンド側から強烈に差し込むため、集中を切らしやすい。大分守備陣が黒津のマークを外しまくり、西川とDFの連携が崩壊した一因でもあったことだろう。高松をサスペンションで欠いてしまうと、代わりはいない。ほぼ最後までラファエルをポストにしようとした攻撃は、結局実を結ばなかった。

<GK>西川:4(代表入りでの安心か、ことごとく判断ミス)
<DF>深谷:5(マークのズレを修正できず)、三木:6.5(彼がいなければどうなったか)、上本:5(集中欠く)
<MF>高橋:6(FWで起用しては?)、エジミウソン:5.5(手数をかけ過ぎ)、トゥーリオ:5(横パス多い)、根本:5.5(代えなくてよかったのでは)、梅崎:5(もっと勝負を)
<FW>ラファエル:4.5(ポスト役は無理)、松橋:5.5(前半は生きなかった)
<SUB>山崎:5.5(前線で動いた)、梅田:5.5(展開を落ち着けた)、西山:5(目立たず)
※下川、藤田、内村、市原は出場せず
<監督>シャムスカ:5.5(後半修正も、2点差の場面で仕掛け遅い)

高さのある川崎DFに対し、高松不在の大分はサイド攻撃に賭けた。しかし、ラファエルにボールが納まらないので松橋や梅崎が飛び出せず、やたら手数をかけてゴール前が密集してしまう展開に終始してしまった。ただ、高橋のゴールで終盤の興味をつないでくれたおかげで、最後まで期待感を失わずに済んだことはよかった。