【クラブイベント】PSFB@下北沢

下北沢basement barの『Natural Born Fancy』というイベントに行ってきました。bjリーグ東京アパッチのMCをやっているUmeさんのバンド「Perfect Smile Family Band」がメインで、その他にも4バンドが出演しました。それぞれに音楽性が高く、落ち着いた雰囲気あり、心地よいノリありと、満足できる素敵な夜を楽しみました。

まずは「Sayuka」。女性シンガーだけど、実はかつて某人気アイドルグループにいたとか、女優や演歌歌手もやっているとか、マルチな活躍をしているそう。オリジナル曲もしっとりと聴かせてくれ、さらにレベッカの「フレンズ」をカバーしてたのがすごかった。スローテンポの「フレンズ」に意表を突かれた上、ブレイクの後の声がゾクッとするほどでした。MCはちょっと緊張してたかな?

2組目の「MINE」はギター2本の女性デュオ。なんと、ひとりはレコードレーベルの社長だそうです。情熱的なギターに迫力あるボーカルが乗り、ある意味民俗音楽のような、ケイト・ブッシュのような深みのある演奏でした。

3組目の「Pound Rock」はビジュアル的にノリを表現できるバンドで、ボーカルの存在感になかなかいい音色のサックスがからみ、シンプルなセットながら3連譜などの変則リズムを叩き出すドラムスが完璧にハマる。思わず体が動き出してしまう、そんな音を聴かせてくれました。

続く「KD earth」はアイヌ民謡まで聴かせてくれたけど、ギターとパーカッションという変則的な編成で、しかもパーカスは立ってボンゴを叩きながら、右足はバスドラのキックペダルを踏むという技を見せてくれます。でも決してゲテモノなどではなく、絶妙のハーモニーと厚みのある音でした。

そしてトリが「Perfect Smile Family Band」。ボーカル、ギター、ベース、ドラムス、アコーディオン、ヴァイオリン、チェロ、キーボード、コーラスという意外性のある編成。内容も、自称ミクスチャ系ながら、ジャズやクラシックの要素あり、ヒップホップあり、ロックありと多彩でセンスを感じさせる音です。UmeさんのMCも冴えまくり、リズムに揺れながら楽しく音に浸れました。

http://psfb.net/