【キリンカップ】ジーコに引導を

今日の結果だけで物事を判断する気はない。だけど、今日の布陣でジーコは何をしたかったのか、それが問題だ。大黒の先発起用は、すべての采配の免罪符にはならない。鈴木を玉田に代えたことは評価するが、それにしても遅すぎた。今日の鈴木は、持ち味である「ファールの獲得」すら出来ず、サイドに流れてばかりでは攻撃の起点になどなれない。小笠原も中途半端なつなぎに徹していた。そして相変わらず、ひとりで抜くことしか頭にないアレックス。加地までが、終盤には同じ症状になっていたことも大問題だ。三浦アツは膝の故障を抱えていたとは言え、ペルー戦に何を学び、何を+αにできたのか。何もないと言わざるを得ない。

坪井(アレックスも?)の起用はスポンサー対策かもしれないが、2試合続けて同じやられ方をしてしまうDFというのも辛いだろう。さて、あと1週間でバーレーン戦である。鈴木も小笠原もアレックスも、そして本山もいらない。そういう判断をジーコができないのであれば、川渕キャプテンには苦渋の選択をしていただくしかない。