【違法改造】東横インの広告

姉歯建築士による耐震強度偽装事件がまだ明確な方向性を見出せないというのに、またしても建設関係の事件が発覚してしまいましたね。ビジネスホテルチェーンの東横インが、行政への正規の手続きを踏まずに改造を繰り返していたとのこと。身障者用宿泊室をロッカーにしたり、駐車場をホールにしたり。しかも記者会見で、社長はまったく悪びれることもなく、真剣味の無い発言を繰り返した。

確かに僕の住んでいるマンションでも、居住者に身障者がいないのに駐車場を設置しなくてはならず、駐輪場があふれていても(それは規約違反だから、もちろん区分所有者の問題なんだけど)転用することができないから気持ちはわからないでもない。駅や公共施設のエレベーターなどもそうだけど、バリアフリーの名の下に十分な説明やコンセンサスもないまま負担していることには首を傾げたくなることもあります。でも、やはりこの一連の行為は許されないし、社長の態度は言語道断だよね。

しかもこの「東横イン」、電車内の広告で「耐震強度については全店調査済みで、問題ないと確認」というようなことを堂々と謳っている。どこまで面の皮が厚いのかという感じです。もともとこの広告は、「土地を持ってる人はホテルを建てて貸してくれ」というような厚かましい表現の内容なので、胡散臭い会社だなとは思っていました。似た名前(しかも東急と東横って、いかにも系列っぽい)の「東急イン」にまで勘違いのクレームがついているらしいけど、とんだ迷惑だね。よく調べもしないで、思いつきでクレームつける人種も、僕には理解できません。