【TOTO】Falling in Between

Mayさんのブログで、あまりにも大絶賛だったので、自分の中でこれは聴かないわけにはいかなくなっていました。僕にとってのTOTOは、(自分の好みよりも)ちょっとリズムが軽いバンドというイメージだったんだけど、このアルバムはなかなかヘヴィな仕上がりです。オープニングにしてタイトルチューンの「Falling in Between」の変拍子や、一番のお気に入りの「Bottom of Your Soul」の8分の6拍子でも、自分たちの音でロックにしてしまうところが、TOTOらしいですね。

シングルにして売れるかというと疑問符がつくけど、アルバムとしての統一感、構成力という意味では間違いなく傑作といえるでしょう。正統派ハードロックともいうべき「Taint Your World」も、ノリだけではなく聴かせてくれます。ライナーノーツをメンバーが書いていたりして充実してるけど、このアルバムの良さを一番伝えてくれるのは、何と言ってもMayさんのブログです! トラックバックしますので、ぜひご覧ください。

僕にとっての「TOTOのリズムの軽さ」はジェフ・ポーカロのドラムスによるところが大きくて、そこがいまいちのめりこめない要因だった。それほど大きな違いはないんだけど、サイモン・フィリップスの音はより僕の好みに近い気がします。