【慶應チャレンジャー】オコネル―綿貫陽介

試合途中からATPサイトの中継で慶應チャレンジャーのシングルス決勝を見たが、オコネルの完勝という試合だった。セカンドセットのタイブレークを何とか奪ってセットオールに持ち込んだものの、ファイナルセットはサービスゲームに苦しむ綿貫。オコネルがていねいで精度の高いプレーで早いタイミングで仕掛けてくるのに対し、綿貫は合わせてしまった。クロスに打つショットがことごとくワイドに外れてしまい、カウントを悪くした印象だ。

綿貫は2-3の時点でメディカルタイムアウトを取ったが、結果的にはこの直後にブレークを許してしまっただけに、流れを自分に引き寄せられなかったことも残念だ。また、セット終盤にラインパーソンのミスジャッジがあり、リプレイ・ザ・ポイントになってしまったことも痛かったはずだ。試合後には本人もTwitterで「復帰戦で5試合戦えたこと」を積極的に評価していたので、意味のあるステップだったのだろう。

負傷でこの大会を欠場したペールも、松山チャレンジャー参戦に向けて羽田に到着したようなので、松山~神戸~四日市と続くチャレンジャーでの活躍を期待している。チャンスがあれば観戦したいが、アクセスが良い会場ではないので、簡単には思い切れない…