【ドラマ】ベター・コール・ソウル S6 E5

ついに最終シーズンの配信が始まったベター・コール・ソウル。主演のボブ・オデンカークが本作終盤の撮影中に心臓発作を起こした影響が心配されるが、今のところ無難に演じてくれている。シーズン6の序盤は、ややシリアス要素が強めの展開。ソウルのスーパーポジティブな営業スタイルがあまり描かれないことが残念だったが、このエピソードではようやくそれが全開となる。ブレイキング・バッドでコメディ要素を占めていたソウルを取り上げたスピンオフなのだから、やはりそこは外さないで欲しい。

行方がわからなくなっていたラロ・サラマンカは、予想外のドイツで姿を現す。ドイツといえば、ガスが麻薬工場を建設した際に呼び寄せた技術スタッフの母国。忘れかけていた以前のエピソードを鮮明に思い出した。ラロを演じるトニー・ダルトンは、ニューメキシコの砂漠よりも、ドイツのバーの方が馴染んでいるかのような演技で、今回のエピソードにヨーロピアンな異国感を加えている。

ここからの展開に一気に興味を惹かれたと同時に、ボブの回復具合と演技がいっそう気になった。情報ではブレイキング・バッドの主演コンビであるブライアン・クランストンとアーロン・ポールも何らかの形で出演するようなので、大いに期待したい。ファイナルシーズンも残すは8話だけだ。