【テニス】e-Sportsでマドリードオープン

COVID-19の影響で中止になったテニスのムチュア・マドリード・オープンだったが、プロテニスプレイヤーがプレイステーション4のゲームで対戦するe-Sportsのイベントとして開催された。当初の発表では名前は入っていなかった錦織圭も、ゲーマーの面目躍如で出場している。3ゲーム先取の1セットマッチということで、すぐに勝負がついてしまうが、このくらいでちょうどよいのかもしれない。

テニスが見られない中で選手の表情が見られればと思い、WOWOWメンバーズオンデマンドで観戦したが、思った以上に面白い。ゲームの仕様としてはショットを打った時点で落下点がわかるようになっているが、ボールそのものの動きは見えづらいので、テニスの魅力は半減する。しかし、選手のアバターが凝っていて、ガッツポーズをしたり喜んだり。選手の表情で独り言も聞くことができて、テニス渇望中のファンにとっては非常にうれしいプログラムとなった。

出場を表明していたモンフィスは、自身がチャンネルを持っているプラットフォームとは異なる配信だったために急遽キャンセルし、代わりにペールが穴を埋めた。引退したフェレールやウォズニアッキも登場する。回線がつながらないためか、試合間のアイドルタイムが長いのは課題で、実況と解説もいるがあまり機能していない。テストケースとして、いろいろ知見を積み上げて行って欲しいものだ。