【バスケワールドカップ】日本の勝利は遠く

ニュージーランド戦にしてもモンテネグロ戦にしても、戦術とかシステムとかそんな難しい問題ではなく、単純にスキルの差なのだと思い知った。スタッツを見れば一目瞭然で、FGの%があんなに低くてはこのレベルの大会で勝てるはずがない。映像を見ていても、24秒の間にボールを回して相手の隙を見つけてもショットが決まらない場面ばかりだった。

 

今日のモンテネグロ戦は2Pが37.9%で、3Pに至っては0/16の0%だ。これはもう、ワールドカップで勝つとかいうレベルの話ではない。八村と篠山の離脱という条件の悪さはあるが、それにしてもひどい。自信を持ってプレーできていないし、焦ってしっかり狙えていないことが悪循環に陥っているように見えた。シュートタッチがどうとかいう次元ではなかった。

 

直前の強化試合でドイツやチュニジア相手に悪くない試合をしていただけに、ここまで崩れてしまったことが悔やまれる。僕が先日の記事で「FGの2点を積み重ねて」と書いたが、ディフェンスから入ってしっかり2Pを決めることがベースだと思うのだ。東京オリンピックに向けて、1勝はまだまだ雲の遥か向こうだ。