【バスケワールドカップ】JPN-USA

アメリカの守備は堅かった。特に序盤はガツガツ奪いに来てアウトサイドからの得点を重ねていたので、あれでは日本もつけ入る隙はなかった。アメリカの選手にしてみれば、ゴールやアシストはいつでも取れるから、ブロックやスティールの数も稼いでスタッツに残しておこうというモチベーションだろうか。

 

一方の日本は、構えすぎたというか、当たり前ではあるが始まる前から気持でも負けていた。ファジーカスや八村はフィジカルで圧倒されていたし、渡邊もビビっているようにすら見えた。そもそもオフェンスリバウンドを捨てて自陣に帰っているのは、ちょっと物足りない。そんな中で何とか喰らいつこうとしていたのは馬場、田中、篠山あたりだが、結果まで伴っていたのは馬場だけと言ってよさそうだ。

 

いずれにしてもこれで終わりではなく、順位決定戦でニュージーランドモンテネグロとの試合がある。もちろん勝敗にはこだわってほしいが、魅せるプレーは必要ないので結果を追求することが大切だ。アメリカ相手にアリウープを試みてはいたが、それよりも確実なFGでの2点を積み重ね、相手のターンをしのぐことだ。