【つくばエキスプレス】なぜ、いま新線か

先週末、柏に行く機会があったので「つくばエキスプレス(TX)」に乗ってみました。上野から常磐線で行った方が早いけど、こういう機会でもなければTXに乗るチャンスはないと思ったので・・・ 

秋葉原に到着する電車はそこそこ混んでいたみたいだけど、下り電車は空いていました。北千住から荒川を渡る区間で地上高くまで上昇して、また地下へ。高架と地下でできているので、建設費用もかさんだのでしょう。「流山おおたかの森」まで乗った僕の印象は「何のための新線だったのか?」という疑問でした。武蔵野線東武野田線と交差すると言っても、特に住宅群があるわけでもないようなエリア。日本が高度成長期で人口も増えているなら新しい地域の開発も意味があるけど、少子高齢化の叫ばれるこの時期に新線を作れば、マクロ視点で見れば地方の過疎化を助長するだけのはず。必要な住居の数は減っているからね。それこそ政治圧力か、処理しなければならない地下施設でもあったのかと考えてしまうよ。

電車は揺れも少なく快適ですが、秋葉原~流山で600円はやはり割高感があります。どの駅も、空き地に作られた巨大な秘密基地みたいです。足立区内の青井や六町は地下駅だけど、地上がどんな様子なのか確認してみたいです。こんな地味すぎるエリアの風景に、地下駅はなじまないだろうな。