【全豪オープン】錦織―カルロビッチ

苦手なビッグサーバー。しかも来月には40歳を迎えるカルロビッチは絶好調だった。サーブは面白いように決まり、得意ではないはずのストローク戦でもミスが目立たない。錦織圭も悪かったわけではなく、巧みにオープンコートを作り出しては攻めていた。それでもカルロビッチがネットに出てくると壁がそびえたつようになり、なかなか抜くことができなかった。

2セットアップを追いつかれ、ファイナルセット4-4からのサービスゲームで0-40となる絶体絶命のピンチを5連続ポイントでしのぎ、10ポイントタイブレークでも6-7でサーブがカルロビッチに渡った場面がありながら、そこから4連続ポイントで勝ち切った。昨日の記事に書いたファイナルセットでの強さとタイブレークでの強さを見せつけた結果となった。

次戦はソウザとの対戦で、楽な相手にも見える。しかし、フィジカルへの負担はかなりのものだったはずなので、しっかりリカバリーして集中力を戻して迎えなければならないだろう。ソウザもここまでフルセットを2試合こなしているので、条件は同じだ。