【デビスカップ】日本―イタリアRubber4

フォニーニのしたたかさにやられた印象が強い結果となったが、イタリア相手に日本は惜しい戦いを見せた。フォニーニがRubber-4で杉田を破った瞬間にイタリア陣営が大喜びをしていたのは、それだけ勝つのが難しかったからだろう。そもそも、今回のイタリアは本気度100%の布陣で盛岡に乗り込み、エースのフォニーニを連日起用する必勝体制。結果的にはフォニーニに3つ獲られた形となった。

1セットアップで迎えたタイブレークでは、勝ち切るチャンスはあった。サードセットあたりから、杉田が無理をしない攻めに徹するようになり、厳しいところを攻めずに相手のミスを待つかのようだった。本来、杉田の好調ぶりは、体重をしっかり乗せたバックハンドや攻めのテニスだっただけに、この展開は少し残念だった。