【スーパーボウル】イーグルス初制覇

前回の再現かと思うような序盤のペイトリオッツだったが、それはブレイディの判断の遅さに加えゴストコウスキのキックが不調で波に乗れなかったことも影響している。昨年は、ファルコンズ相手にここから大逆転劇を演じて見せたペイトリオッツ。今回もアメンドーラの巧妙なポジショニングからのランでファーストダウンを奪い、グロンコウスキーがライン際を駆け抜けて4Qにひっくり返した。

しかし、今季のスーパーボウルはここからが見どころだった。控えQBとは思えないフォールズの見事なスローから残り2分25秒で逆転。2ポイントコンバージョンには失敗するも、一気に流れが変わった。そして何といっても最大の山場は、まさかのブレイディのプレー。サックされてファンブルすると、ここからFGを決められて突き放された。ベンチに下がったブレイディが呆然と座り込む姿がすべてを物語っていた。

フィラデルフィア・イーグルスは、スーパーボウル初制覇。好きなチームではないが、今日のブレイディに勝たせてしまっては面白くないので、結果オーライというところだろうか。ハーフタイムショーはジャスティン・ティンバーレイクだったが、P!nkの国歌斉唱の方が僕には印象的だった。