【三菱一号館美術館】ダ・ヴィンチ×ミケランジェロ

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三菱一号館美術館で開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ×ミケランジェロ展」は素描中心なので、ちょっと来訪をためらっていました。そんな中、出張先のホテルでたまたま見たテレビ番組で山田五郎が「ミケランジェロは男性の臀部にこだわっていた」という見せ方をしていて、妙に興味を持ってしまいました。

僕が実際にこの展覧会を見た印象からは、ミケランジェロが描きたかったのは「臀部の筋肉なのだ」と感じられたのです。彼の馬をテーマにしたデッサンにおいてもその意図は感じられ、筋肉やそのうちにある骨格をあぶりだそうといしているように見えました。レオナルドもミケランジェロも合理的で科学的なアプローチで描いているように見えるのですが、レオナルドは表出した形象をあるがままに描こうとし、ミケランジェロは骨格や筋肉という体内に秘められたものを描き出しているように思えます。

連休の最終日ということもあって館内は結構混雑していていましたが、それでもやはり展示の最後はミュージアムショップを通らないと出口にたどり着けない導線になっていて、やれやれという気分になりました…