【実践の英語】英語プレゼンのTIPS

技術開発部門の社員が米国で開催されるカンファレンスでプレゼンをするというので、そのリハーサルに立ち会ってきました。彼はこのプレゼンのために英会話の勉強にかなりの時間を割いていて、先週は一週間セブのスクールで英語漬けになってきたそうです。だからこそ、何かサポートしたいと思ったのです。

彼のプレゼンを見て感じたのは、日本人にありがちなことなのですが「きっちりした文章を最後まで言い切る」ことにこだわり過ぎているということ。時制や三単現のsを正確に言わなくても、それなりには理解してもらえます。間違ってしまったことを気にして言い直すと、かえって論旨がわかりにくくなるし、当の本人にとってもストレスになってしまうんですよね。また、省略できること、聞き手にとっては「もうわかった」ことをくどくど説明してしまうのも、プレゼンでは逆効果です。

ボディランゲージも大切ですが、僕が彼に勧めたのは「""」と「So-so」のふたつ。両手を「チョキ」の形で聴衆に示して、それを同時に2回折り曲げるとクォーテーションマークになって、「いわゆる」のような意味になります。右手を影絵の白鳥のようにして、中指を軸にひらひらさせると、「そこそこ(=あまりよくない)」を表します。これだけでも、何となく「わかっている」感覚を醸し出すことはできると思います。