【グラミー賞】アデルが圧勝

LAのステイプルズセンターで開催された、グラミー賞の授賞式。オープニングのパフォーマンスで登場したアデルの強さが際立っていた。ジョージ・マイケルのトリビュートでは、アレンジのせいかモニターの返りが悪かったのか、序盤に音を外しまくって最初からやり直すハプニングまであった。スピーチのネタがなくなるほどに授賞を重ねた彼女の独演会のようだった。

メタリカレディー・ガガのパフォーマンスは素晴らしかったが、メタリカのマイクトラブルは残念だった。ギターはいかにもな、伸びやかできらびやかな音で聴かせてくれたのだが… 妊娠中のビヨンセも圧巻のステージを見せてくれたが、純粋な音楽としての出来ではなかったと思う。

そして僕にとっては、追悼のコーナーで好きなミュージシャンが次々と登場したのが印象的だった。グレッグ・レイクキース・エマーソン、そしてジョン・ウェットンプログレの巨匠たちが去って行った現実を、あらためて突きつけられた気がした。