【アイスホッケー】日本女子ピョンチャン出場!

アイスホッケーの日本女子代表、通称「スマイルジャパン」が苫小牧の白鳥アリーナでピョンチャン・オリンピックの出場権を賭けた最終予選を戦い、見事にオリンピックを手中に収めた。ホームの強みはアリーナの応援、時差などの環境だけでなく、対戦順にもあったように思う。オーストリアに勝って勢いに乗り、フランス、ドイツと徐々に相手が強くなるのはやりやすかっただろう。

試合展開も理想的だった。土曜日のフランス戦は2-0から失点したものの、よいタイミングで追加点を挙げたし、今日のドイツ戦も2-1の苦しい場面でFW久保が効果的な3点目を奪った。フランス戦の4点目はFW浮田がブレードで意図的にパックを蹴ったように見えたので、そのままゴールに入っていてもノーゴールだったはずだが、ゴーリーが防いでくれたおかげでスティックで叩き込むことができた。今日の2点目も、FW小野の体に当たったパックが絶妙の位置にこぼれたことで生まれた。運も実力のうちということだろう。

日本女子アイスホッケーは長野オリンピックの時点ではスピードもテクニックもなく、試合を見ていてもおもしろいものではなかった。それが今や、男子並みかそれ以上と言ってもよいくらいのレベルまで上がってきている。男子も含めてアイスホッケーの人気が低迷する中、何とかこれを起爆剤にして競技を活性化してもらいたいものだ。