【映画】インターステラー

この作品は、マシュー・マコノヒーアン・ハサウェイマイケル・ケインマット・デイモンといった大物を起用している割には抑え目な序盤から物語が始まります。僕にとっては、マシュー・マコノヒーがあまり好きではないので、なかなか感情移入しづらい展開でした。

理論物理学者をスタッフに加え、かなり綿密な科学考証を経ているようなのですが、素人にとっては難解であるせいか、かえって我田引水な印象を受けてしまいます。「次元」を説明する部分も、都合のいいように解釈しているように見えました。物語の肝ともいえる「時空を超えたメッセージ」の存在が、あまりにも超現実的だからそう感じてしまうのでしょう。

ゼロ・グラビティ」を先に見ていたのですが、似たようなストーリーに見える箇所もあります。宇宙空間を舞台にする以上、あまり差別化できるわけではないのですが、時期も近いだけにもう少しオリジナリティを出したかったところです。169分という長丁場なので、WOWOWを録画したものの、なかなか見る機会を作れませんでした。