【映画】ダーク・シャドウはコメディか?

監督ティム・バートン、主演ジョニー・デップの黄金コンビの作品とあって、「チャーリーとチョコレート工場」のような出来を期待していただけに、完全に肩すかしを食った感じです。シリアスなテーマを扱っているようにも見えながら、演出がまるで「8時だよ全員集合!」のようなドタバタでは興ざめしてしまいます。妻と一緒に見ていたのですが、特に後半は失笑の連続でした。

エヴァ・グリーンの妖艶な存在感は見ものですが、かつての姿を知っているだけに、すっかり老けてしまったミシェル・ファイファーには寂しい気持ちになりました。ジョニー・デップも、この役柄だったら別に彼である必然性は感じないし、印象にも残りません。

コメディであることは間違いないのですが、無駄なアクションと特撮に頼るようではお金の無駄遣いでしかないですね。ターゲッティングも明確とは思えず、何をしたかったのか意味不明な作品でした。

http://wwws.warnerbros.co.jp/darkshadows/index.html