【映画】ゼロ・グラビティ

今日は出張で京都泊ですが、懇親会が19:00に終わったので、イオンモール京都のT・ジョイで19:40から上映の「ゼロ・グラビティ」3D吹替版を見てきました。すでに鑑賞した人の評価が高く、見るなら3D版ということだったので、迷いませんでした。

91分という短い上映時間は緊張感を持続させてくれ、あっという間に終わってしまう印象。迫りくる衛星の破片に思わず身を引いてしまったり、途切れそうな酸素供給に息を詰まらせたり。宇宙船が火災を起こすシーンでは、なぜか焦げ臭さまで感じたような気がしました。3Dを駆使した映像と編集、構成、そして音楽を含む音響のいずれもが最上級でした。

ただ、キャスティングについてはベストだったとは思えないのです。サンドラ・ブロックは好きな女優ですが、「動じなさ」が役柄とは少し違う気がするし、ジョージ・クルーニーは宇宙飛行士にしてはかなり異質です。最大の問題は、吹き替えの翻訳。妙に「女言葉」を意識した訳語は主人公ライアンのキャラクターをミスリードしているように思えます。深見梨加の声も、もう少し低かったらよかったんですが…

しかし、これらは全体的な評価を下げる決定的な要因にはなり得ません。それほどに、映像面が秀逸なのです。この路線で二匹目のどじょうは狙えないと思いますが、これはぜひ見ていただきたい作品です。

http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/#/home