【大宮―大分】攻めるのか守るのか

2013年の浦和戦では3-0から4点取られて負け、先日の千葉戦は2-0から追いつかれ、そして今節は2-0から3点取られての敗戦だった。実はこれら3試合には共通点がある。それは、いずれの試合も2点目を取ったのが若狭だということだ。因果関係があるとは思えないが、意外な選手のゴールがゲームプランを狂わせる可能性は十分にありそうだ。

今日も現地NACK5スタジアムで観戦したが、内容は決して悪くなかった。これで勝てないのだから、いつ勝てるのだろうか。それほどまでに、なぜ敗戦したのかわからないゲームだったのだ。とはいえ、気になることがひとつある。それは、69分にムルジャのゴールで1点差になった時点で、攻め切るのか守りに入るのかが明確でなかったことだ。

西の負傷で交代カードを1枚使ってしまったために、荒田を投入した時点で残りは1枚。僕としては、パウリーニョなり高松なりを投入して攻め続けるのか、山口を入れて5バックで守備を固めるかのいずれかを採って欲しかった。しかし、無策なまま時間が過ぎ、結局は足がつった松本昌也の交代で使うことになった。交代で出たキム・ジョンヒョンも姫野もよかっただけに、問題は戦術とゲームプランだと思えてならない。

幸い栃木が負けてくれたので、栃木の自動降格と大分の入れ替え戦はほぼ確定した。入れ替え戦の相手は、かなりの確率で町田ゼルビアだろう。負けるわけにはいかない。