【横浜トリエンナーレ】プロダクトアウトなアート

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アート作品は、基本的にマーケットイン(買い手のニーズに応える)ではなくプロダクトアウト(作者の作りたいものを作る)だと思っています。でも、それがあまりにも過剰になってしまうと、受け容れ難くなってしまうのもやむを得ないと思うのです。

今回の横浜トリエンナーレはアーティスティック・ディレクターが森村泰昌ということで嫌な予感はしていたのですが、案の定だったのです。あまりにも作り手の思いが強すぎる上に思想がかった展示も多く、特に第1会場の横浜美術館でそれを感じてしまいました。第2会場の新港ピアの方が、純粋に楽しめるものがありました。

コンテンポラリーアートは幅広く、その表現方法も多彩。インスタレーションもあれば、映画もあります。だからこそ、作り手の思いが強すぎると、僕の心のレセプターが飽和状態になってしまうのだと思います。横浜トリエンナーレが回を追うごとに差別化に走り過ぎて迷走しているように感じるのは、僕だけでしょうか?

http://www.yokohamatriennale.jp/2014/