【トニー賞】秀逸なパフォーマンス

今年からWOWOWで中継することになったトニー賞は、ミュージカルを含む演劇を対象としたアワードです。ニューヨークのラジオシティで開催され、それ自体がひとつのパフォーマンスになっています。MCのヒュー・ジャックマンが飛び跳ねながら入場し、舞台裏のゲストと絡むのですが、スティングも登場していました。

序盤でいきなりレ・ミゼラブルのパフォーマンスがあり、圧倒的な声量のアンサンブルには感動させられます。ただ、僕にとってはこれがピークになってしまい、これ以降盛り上がりに欠けてしまいましたが… アラジンのジェームズ・モンロー・アイグルハートもよかったけど、僕には米米CLUBのジェームズ小野田に見えて笑ってしまいました。

ヒュー・ジャックマンがノミニーたちに絡みながら紹介するあたりの演出は見事で、どこまでアドリブなのかわからないほど。受賞者では、ミュージカル助演女優賞のリナ・ホールが感激で我を忘れてスピーチしていたのが印象的でした。ただ、なんとなく受賞者が誰なのかはみんなわかっているような見せ方で、ドキドキ感は少なかったですね。

また、WOWOWのスタジオで宮本亜門八嶋智人、神田沙也加が延々と雑談しているのは、緊張感もなく時間つぶしにしか見えませんでした。実写フィルムでつないでくれた方が、何倍もよかったと思います。

http://www.wowow.co.jp/stage/tony/