【Jリーグ】2013シーズン日程発表

Jリーグの今季日程が発表になり、J1に復帰する大分トリニータはホームのFC東京戦で開幕し、第2節は国立競技場で川崎と対戦することが判明した。大分にとって、ホームでのFC東京は相性が悪い。個人的な話だが、僕が観戦した大銀ドームの試合ではMFエジミウソンの退場をしのぎきったかと思われた後半終了間際にPKを取られて敗戦している。また、JFL時代にも別府野口原で、DF新條の上げたクロスがそのままゴールネットを揺らすという試合があったのだ。ラウルの獲得が噂されるだけに、楽しみではあるがやり難い相手であることは確実だ。

そして川崎戦が開催される国立は、逆に良い思い出が残る。ナビスコカップ決勝とJ1昇格プレーオフは、ともに結果が伴ったビッグマッチだ。川崎も相性は良くないのだが、風間監督の選手起用の問題もあって中位に甘んじているだけに、チャンスは十分にありそうだ。

今季の大分は補強も順調。課題だったDFに元日本代表の高木和道や大宮からの復帰となる深谷友基、さらには辻尾真二児玉新が加入。攻撃的な選手には小松塁松本怜木村祐志らが加わり、厚みが増した。財政事情を考えると年俸を抑えた妥当な補強だと思われるものの、やや年齢層が高めであることは懸念がある。移籍組に臆せず、後藤や松原、為田、そして中堅といえる西や土岐田、丸谷あたりにはポジション争いに絡んでほしい。

そして一番の目玉は、新設されたポジション「コンディショニングコーチ」に就任する杉本龍勇。彼はバルセロナオリンピックの100mと4×100mリレーに出場したアスリートで、4継ではアンカーを務めて6位に入賞している。清水のフィジカルコーチやラグビーサントリーのコーチを歴任する一方、岡崎慎司と専属コーチ契約も結んでいる。降格したシーズンは負傷者の多さとホームグラウンドの芝のコンディションが悪かっただけに、同じ轍を踏まない戦略として評価できる。今季のトリニータに期待しよう!