【東レPPO】日本人のテニス観戦マナー

今年の東レ・パンパシフィック・オープンでは、クルム伊達公子は初戦でバルトリに敗れました。僕はバルトリのファンなのでこの結果は歓迎ですが、日本のテニスファンにとっては残念だったことでしょう。この試合をGAORAで観戦していたのですが、途中でポイントを落とした伊達がスタンドを睨みつけるシーンがありました。後で判明したところでは、酔っ払いがサーブの瞬間などに声を出していたそうです。

過去の東レや先日のデビスカップなどを観戦して気づいたのは、日本のスタンドはマナーが良い面と悪い面があるということ。USオープンなどではプレーの合間に湧き起こる声援が、チェアアンパイアが注意してもなかなか治まらないのに、日本では程よいタイミングで静かになる。これが良い点。そして、悪い点は、プレーが始まっているのに席を移動する人が多いことです。

マナーの悪い人にはチェアアンパイアが注意することもありますが、声を出されたり視界の中で動かれたりいたら、選手は気が散るでしょうね。運営側も、警備スタッフにその程度のミッションを与えてもよさそうです。通路にロープを張って、2ゲームごとに観客の移動タイムを設けるだけでは、秩序の維持には不十分。デビスカップでは、中継したWOWOWのスタッフらしき人がプレー中に小走りでスタンドを移動していて、あきれてしまいました…