映画もヒットした「テルマエ・ロマエ」の、原作コミックス第5巻が火曜日に発売されました。第4巻から映画化を意識した展開になり、それまでの古代ローマと日本の単純往復で入浴文化が影響する展開から、さつきとルシウスとの恋物語に移行してしまった感がありますね。これはこれで面白いけれど、どこかで見たようなストーリーになってしまい、古臭い手垢のついたイメージが拭えません。
巻末のコラムによれば、すでにこの作品はクライマックスに向かっているそうで、次回作への期待を誘引するような文章までもが記されています。この流れではネタ切れになっているのは確かだと思うので、そうそう引っ張ることもできないのでしょうね。なんとなく「ごくせん」のような展開にも見え、ローマ文化のうんちくが薄まってしまったところは残念です。
http://wmg.jp/greenday/
