【奈良・斑鳩】中宮寺の弥勒菩薩

イメージ 1

京都出張の帰りに、どうしても会いたかった弥勒菩薩のある中宮寺に立ち寄りました。JR法隆寺駅から、ほぼ一本道をひたすら20分ほど北に歩くと、法隆寺夢殿があります。そしてその裏手にあるひっそりとした堂宇が中宮寺。僕が訪れた時間帯は参拝客は4人だけだったので、ゆっくり自分のペースで菩薩のお顔を見せていただくことができました。

よく比較される広隆寺の半跏思惟像に比べて、よりインド風な印象のお顔立ち。余裕と慈しみを感じさせる表情です。そして、お像の前に座って手を合わせ、お顔を見上げると、ちょうど視線が自分の方を向いていると感じます。神秘的なアルカイックスマイルを独り占めしている感覚に包まれ、何ともいえない至福な時間でした。ちなみに、この像は「弥勒菩薩ではない」という説もあるようです。

この画像は、中宮寺の本堂から池越しに望む法隆寺の夢殿。こちらは団体客を含め、かなりの参拝者でごった返していました。のどかな斑鳩の雰囲気を味わうには、やはり中宮寺の方がお勧めです。

http://www.chuguji.jp/